【社会資本】副業よ、FIREの柱になれ。
こんにちは。やいちです。
うちの会社は副業禁止なんですよね。
正確には就業規則で、”競合する可能性のある”副業は禁止と明記されています。
”競合する可能性のある”の解釈が実に奥深く、けっこう広義で使われています。
実際、会社の事業とまったく関係ない商材のせどりをしていて、上司にバレて会社から厳重注意を受けた例があるようです。
これ、出るとこ出れば勝てそうですけど、伝え聞くだけだとシンプルに怖いので、副業に二の足を踏んじゃいます。
副業はすぐにはなくならない。ビジネスリサーチインサイツ社によると、2035年までにギグエコノミーは2兆5220億ドルに達すると予測されており、現代の職場の恒久的な特徴となる。この現実を受け入れ、共感を持ってリードし、明確な境界線を設定することで、マネジャーは従業員が信頼され、サポートされていると感じる職場を作り出す。
雇用主(会社)から見た副業
この記事はマネージャー向けの立場で書かれています。
部下が副業をしているとき、上司としてどう振る舞えばいいのか。
具体的な行動を挙げて、よりよい職場環境づくりを提案しています。
さて、会社の立場から見て、副業をしている従業員に対してどう思っているのか。
私はヒラリーマンなので想像でしか語れませんが、きっと、おもしろくはないのでしょう。
会社としては、当然、本業だけにフルコミットしてほしい。副業にかまけるな。副業する時間あるなら残業して―。は言いすぎ?
でも、記事にもあるように、副業の経済規模は今後ますます拡大し、副業する従業員は増えていくことが予想されています。これはメガトレンド。
であれば、ちょうどいい落としどころを早くから模索しておき、副業するような意識高い人材の流出は回避したい。
さらに、他社に先んじることができれば、より市場価値の高い人材を獲得できるかもしれない―。
あたりが本音なのかなと考えます。
個人にとっての副業
では、私たち従業員個人にとっての副業とは何か。
副業をするためには自分の時間と体力、選ぶ事業内容によっては金銭も投下しなければなりません。もちろん本業もこなしながら。
そのうえで得られるメリットは種々様々あると思いますが、私の考える副業の最大のメリットは、個人の仕事に対する、社会からの評価を得られることだと思います。
会社員の私が行った仕事に対する評価は、会社に対して下されます。主体は会社。
例えば、A社で働く私がとても気の利いた、いい仕事をしたとしましょう。
取引先の担当者はきっと感謝してくれることでしょう。ありがとう、やいちさん。
その担当者は自分の会社に戻って報告します。
A社さんがとてもよくしてくれました。A社っていい会社ね。
逆パターンもあります。
私がポンコツな仕事をすれば、その場で担当者に責められたのち、後日改めて正式な抗議文が届くことでしょう。その宛先はA社です。
私はきっと上司から怒られるでしょうが、A社が被った損失を賠償させられることはありません。社会的な評価を下げるのは、私ではなく会社です。
あ、もちろんコンプラ違反とか職務規定違反とかは別ですよ。懲戒対象ですから。
つまり。
会社員として行った仕事の評価は、良いものも悪いものも、もれなく会社への評価になります。
言い換えると、個人の仕事の評価が、個人に蓄積することはありません。
フローとストックで言えば、会社員の労働は100%フローです。
さて。副業のメリットは、まさにこれの裏返し。
そして、FIREするうえで、この副業のメリットはとても重要な役割を担うことになります。
副業は、FIREの柱になるポテンシャルがある。
副業の最大のメリットは、個人の仕事に対する、社会からの評価を得られることです。
これがFIREするにあたって、精神的な支柱になり得ると考えています。
FIRE―細分化すると、RE=早期退職―すると、社会とのつながりの多くを失います。
一般的に、同僚や取引先など、仕事上での人間関係を退職と同時に失うことで、社会とのつながりを喪失し、孤独感に苛まれると言われています。
もちろん、その一面もあるでしょうが、個人的には疑問が残ります。
仕事上の人間関係を失うことは、本当にそんな大きい要因なのでしょうか?
ビジネスライクの人間関係を失うことで、孤独感に押しつぶされるなんてことある?
本質的な課題として。
社会からの評価がまっさらな状態で、評価を得る手段を持っておらず、社会に飛び出ることへの不安感を、孤独感として認識してしまうのではないでしょうか。
繰り返しますが、会社での労働は100%フローです。
1日8時間働いても個人への評価の蓄積はなく、翌日の9時になれば0からのスタートです。
FIREするまで20年、30年働いても、本質は変わりません。
だからこそ。
副業によって積み重ねてきた、個人の仕事に対する社会からの評価は、精神を防護する堅牢な城壁となり得ます。
副業という社会からの評価を得られる手段を持っていることは、社会へ身を顕す魔法の杖となり得ます。
FIREを目指すうえで、社会とのつながりをどう保つか、孤独感をどう克服するかは重要なテーマです。避けては通れない。
その解決の糸口として、副業が秘めるポテンシャルは大きいのではないかと考えています。
