【ねじれ】米国中間選挙。議会がひっくり返っても、私の投資はひっくり返らない。
こんにちは、やいちです。
ここ数日、ニュースアプリを開くたびに「米中間選挙」の文字が目に飛び込んできます。正直、アメリカの選挙って日本に住む会社員の生活からは遠い世界の話に思えますよね。
でも、S&P500と全世界株式のインデックスをメインに積み立てている身としては、まったく他人事ではありません。私の資産の大部分は、ある意味アメリカという国の”未来”に賭けているわけなので。
そして今回の結果は、事前の予想をけっこう上回るものでした。
Senate Election 2026: Live Midterm Results
出典:ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)
今回の中間選挙では、野党の民主党が下院・上院の両方で多数派を奪い返しました。
選挙前は、下院も上院も与党の共和党がギリギリで握っている状態でした。それが今回、20年近くなかった規模で、民主党の大勝になったみたいです。
テキサスやオハイオといった、いわゆる共和党の”牙城”でも民主党が勝ったというのは、けっこう衝撃でした。
つまり。
トランプ大統領の任期の残り2年は、大統領は共和党、議会は民主党という「ねじれ」の状態になります。法案は通りにくくなり、議会による政権への追及は強まる。ゲームのルールが、ガラッと変わるわけです。
ただし、民主党の議席は大統領の拒否権を覆せる3分の2には届いていません。「なんでも好きにできる」わけではない、という点は押さえておきたいところです。
こういう大きなニュースが出ると、つい「株価はどうなるんだろう・・」とソワソワしてしまいます。
実際、選挙翌日には株価が上がったという報道もあれば、その後ウォール街の下げを受けてアジア市場が下落したというニュースもありました。上がったり下がったり。ミスターマーケットは今日も元気に躁鬱を繰り返しています。
ふと思い出したのは、投資の神様ウォーレン・バフェットの考え方。彼は、短期的な市場の動きを予測しようとはしません。見ているのは、企業そのものの価値です。
政治の風向きが変わっても、私たちは明日もiPhoneを使うし、クラウドサービスで仕事をするし、ハンバーガーを食べる。生活に根付いた企業の稼ぐ力は、選挙1回でそう簡単には崩れないと私は考えています。
もちろん、関税や規制の方向性が変われば、個別の業種や業界には追い風も逆風も吹くと思います。でも、それを事前に予想して売ったり買ったりするのは、私の得意分野ではありません。
だからこそ。
私がやることは変わりません。余剰資金をコツコツ積み立てて、売るのは現金が必要になったときだけ。ミスターマーケットに付き合って一喜一憂するのは、疲れますからね。
個人的に、今回の結果でおもしろいと思ったのは「ねじれ」の捉え方です。
ねじれと聞くと、なんとなくネガティブな印象がありますよね。物事が決まらない、政治が停滞する。たしかに、それは事実だと思います。
でも、見方を変えると。
ねじれは、暴走を防ぐ”ブレーキ”にもなります。どちらか片方の勢力が極端な政策を一気に進めることが、難しくなるからです。投資家にとって一番こわいのは、予測できない急ハンドル。トランプさんもプーチンさんも習さんもお元気ですから・・。
これって、自分の資産運用にも通じるところがあるなって思いました。
FIREを目指していると、早くゴールにたどり着きたくて、つい攻めのアクセルばかり踏みたくなります。でも、生活防衛資金や分散投資といった”ブレーキ”があるからこそ、暴落が来ても退場せずにいられる。
コロナショックの直前に貯金のけっこうな割合を投資に回してしまい、暴落時に買い増しできなかった経験は、今でもちょっとした苦い記憶です。アクセルだけでは、カーブを曲がりきれない。
政治も、資産運用も。
ブレーキがあるからこそ、長く走り続けられるのだと思います。
アメリカの議会がひっくり返っても、私は自分の投資をひっくり返すつもりはありません。残り2年、ねじれたアメリカがどんな景色を見せてくれるのか。どこに進むのか―。ほどほどの距離感でニュースをのぞきながら、淡々と積み立てを続けていきたいと思います。
