【GAFAM】マイクロソフトが首位返り咲き!アップルは押し目買いか?

投資

こんにちは。yaichiです。

この時期は1年に4回やってくるお祭りの季節です。
ハロウィン?それはもう過ぎました。
いい夫婦の日?独り身には無縁です。

ではなく,10月~11月は米国有力企業の第3四半期決算が目白押しです。
特に先週はGAFAMの決算が出そろうということで,世界中の投資家が注目していました。

GAFAMとは,Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoftの頭文字をとった造語で,
米国市場をけん引するIT大企業を指しています。

まあFacebookがMeta Platformsへ社名変更したり,Teslaが成長してFacebookの時価総額を抜いたり,GAFAMも時代の流れで変わっていくのだろうと思います。
でも米国を代表するIT大企業である事実は変わらず,現時点で高い影響力を誇っています。

米国市場の時価総額のうち約2割を占めるGAFAMの決算は,世界中の投資家が注目しています。
そして今回,時価総額の首位争いで熱い闘いが繰り広げられました。

アップルが売られ,マイクロソフトが買われた四半期決算

29日のアップルの終値は前日比1.8%安。マイクロソフトは2.2%高。同社の時価総額は約2兆4900億ドル(約280兆円)超に膨らみ、アップル(2兆4600億ドル)を超えたマイクロソフトは今週7-9月(第1四半期)決算を発表。11四半期連続で利益と売上高が市場予想を上回った。

時価総額ランキングではずっとアップルが首位の座をキープしていました。
2兆ドル企業になるタイミングもマイクロソフトより早く,世界全体を見渡してみてもサウジアラムコ(サウジアラビアの石油関連の国有企業)を抜いて時価総額ランキングの首位をひた走っていました。

GAFAMをはじめとしたIT関連企業は,コロナショックにより株価が暴落したのちの回復が目覚ましかったです。
背景には巣ごもり需要やテレワークへの移行がメガトレンドになったことが挙げられますね。

その中でもアップルが頭一つ抜けていたのですが,2021年に入ってからは軟調で,10月ついにマイクロソフトが猛追からの追い抜きを達成しました。

Bloomberg『マイクロソフト、時価総額首位を奪回-アップルの株価下落で』より抜粋

私自身マイクロソフト株は投資を始めた最初のころから持ち続けているので,うれしい気持ちがありますね。
これからさらに成長して世界をより便利に,暮らしやすくしていってくれることを期待しています。

マイクロソフトを買い,アップルは売るべき?

では,この時価総額逆転劇を目の当たりにして,
アップルはオワコン,売るべき!時代はマイクロソフトじゃあああ!
となるのでしょうか?

未来のことは誰にもわかりませんが,私はアップル株を売る必要はないと考えています。
理由としてはアップルの四半期決算です。
株価下落の要因として,売上高と主力製品であるiPhoneの売上高が市場予想に届かなかったことが挙げられます。

ただこれは世界的な半導体不足により,売りたくてもつくれなかったから売上高が伸び悩んだものです。
たしかに半導体不足はすぐに解消されるものではないかもしれません。
市場の予測以上に長期化するリスクもあります。
その場合,アップルの株価はさらに下落するかもしれません。

でもそれによってアップル製品,iPhoneやMacのブランドイメージが損なわれるのでしょうか?
半導体が不足して品薄だから,iPhoneは欲しくないとみんなが思うでしょうか?

私はそうはならない可能性の方が高いと考えています。

マイクロソフトのソフトウェアや製品が,仕事や生活に深く根付いているのと同じように,
アップルのiPhoneやMacは,私たち消費者の心をわしづかみにしていると思います。

アップル製品が消費者にとって”特別”なものであるうちは,アップル株の売り時はやってこないのではないかと私は考えています。

これからもGAFAMが経済成長を引っ張っていく理由

売り時ではないと考えているのは確かですが,では買い時か?と聞かれると,そうとも言い切れないと思います。
なんとも煮え切らない,優柔不断男の考え方ですが実感を表現するとこんな感じになってしまうのです。

たしかにアップルのブランドイメージは非常に強固で,これからも成長していくと考えていますが,現在の株価はその成長を先取りした高値がついているとも言えます。
ですので,今後アップルが成長を続けても現在の株価まで追いつくのに時間がかかる展開は,十分にあり得ることだと思っています。

そして,その期待先行の高値になっているのはアップルに限らず,GAFAMはみなそういう状態であると考えています。
今後GAFAMが成長していったとしても,株価はすでに織り込み済みで上昇しない,なんなら好決算でも期待が高すぎて株価は下落するような展開も十分あり得るでしょう。

でも,素晴らしいビジネスモデルを持っている企業の株価が高いのは,ある意味当たり前ともいえます。
みんなが欲しいと思うものは値上がりする,というのは需要と供給の関係から自然なことです。
GAFAMの株価が現時点では高いとしても,数年後からしたらむしろ安かったとなるかもしれません。

私は,私たちの生活に深く根付いて,なくてはならないサービスを提供している企業に投資をしたいと考えています。
GAFAMはその条件に当てはまる企業たちですので,私はこれからも自信をもって投資を続けていきたいと思います。

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