【年収減少】給料が減り続ける世界線で私たちが取り組むべきこと【シンプル】

貯蓄

こんにちは。yaichiです。

突然ですが,給料って上がらなくないですか?
なんなら税金とか社会保険料などで天引きされる金額が増えているので,手取りは若干減っている気がします。
消費税も上がってますしね。

ふと家計簿を見返してみると,収入欄が前年同月比で若干マイナスだったりするのです。
あれ?日本って年功序列じゃなかったっけ?
1歳老けたけど給料上がってないよ?
・・気づかなかった方が幸せだったかもしれません。

でも給料が上がらないのは,どうやら私だけではないみたいです。

平均給与,2年連続の減少。世界的にも・・。

9月末に国税庁が最新2020年の『民間給与実態統計調査』結果を発表しました。
リンクから元資料にアクセスできますので,詳しく見たい方はどうぞ。

平均給与を見ていくと、1年を通じて勤務した給与所得者の平均は433万円と、前年から0.8%の減少となりました。平均給与の前年割れは2年連続。

やっぱり減ってました。平均給与。
しかも減少は2年連続とのことで,2020年の平均給与433万円というのは,リーマンショック前や90年代初頭と同水準とのことです。

90年代初頭といえば,ちょうど私が生まれたころになります。
つまり私が生まれてから今に至るまで,日本人の給料は変わりませんでした。
ちょっとめまいがしました。

ちなみにOECD(経済協力開発機構)のデータによると,日本の平均賃金(約424万円)はOECD加盟国平均(約541万円)の7割程度で,1位であるアメリカ(約763万円)の半分程度です。
※$1=110円で計算。

・・やっぱり調べない方が幸せだったかもしれません。

平均賃金(平均賃金)に関するOECDの調査 より引用

20代の実状

では私たち20代の平均給与はどうでしょうか。
国税庁の調査結果では,

20~24歳・・平均260万円(男性277万円,女性242万円)
25~29歳・・平均362万円(男性393万円,女性319万円)

という結果でした。
ざっくりそれぞれ税率を10%,20%として手取りを計算すると,

20~24歳・・手取り234万円,月収19.5万円
25~29歳・・手取り290万円,月収24.1万円

といったところです。

みなさん,どういった感想を持たれたでしょうか。
手取りの月収は大体それくらい,という方もいれば,
私はこんなにもらってないよ!という方もいるのではないでしょうか。

実のところ「平均」給与は肌感覚より高くなることが多いです。
一部の高年収サラリーマンなどが,平均をグイっと引き上げてしまうからですね。
そう考えると,20代の実際の給与はもう少し低そうです。

これまで30年弱,平均給与が上がっていないことを考え合わせると,今20代の人は将来給与が上がるペースよりも税金や社会保険料が上がるペースの方が早いだろうなと,容易に予想できます。
何かしら自分でアクションを起こして,現状打破,将来に備える必要があると私は思います。

20代は自分でなんとかしないといけない世代

両親が私たちと同じくらいの年齢だったとき,日本は経済成長,バブルの中にありました。
全体として右肩上がりであれば,特に何かをしなくても来年は今年よりも良くなり,5年後10年後はもっと良くなるだろうと楽観的でいることができたでしょう。

でも私たち今の20代は,生まれてから右肩上がりの時代を経験したことがありません。
来年は今年よりも大変になっている可能性が高いし,5年後10年後はもっと厳しい経済状況になっていると想定できます。
みんな大変な時に自分だけは助けてもらえるなんて,そうは思えないですよね。

だからこそ,私たちは自分で自分の身を守る必要があると思います。
最も大切なことは,貯蓄率を上げることです。
貯蓄率が上がることで,生活が毎年少しずつ楽になるし,心の余裕も生まれます。

こちらの記事も参考にしてみてください。

そのために今からできること。

  • 日々の生活費を節約して生活を身軽にすること
  • 毎月コツコツと続けられる金額で貯金をすること
  • 生活防衛資金を超えた分,NISAなどを利用して賢く資産運用すること

年収を上げるために転職に挑戦するのもありだと思います。
同じ会社にいても給料は上がらないですからね。
副業を始めて総合的な収入UPを目指すのもいいですよね。

いつ,どんな環境にあっても,私たちが取り組むべきことはシンプルです。
できることから始めて,コツコツと継続する。
それを実践することが,これからの時代を生き抜く最適解だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました