【円安】生活費に影響大!投資してなくても関係大ありの為替事情

投資

こんにちは。yaichiです。

私は主に株式で資産運用をしていて,米国株式を中心に投資をしています。
米国株式ですので,通貨は基本的に米ドルで投資をしており,

給料(円)→米ドルへ転換→米国株式購入→放置

この流れが基本になります。
そうすると株価の値上がりor値下がりも気になるのですが,円高or円安も資産額に小さくない影響を与えます。

円高とか円安とか,ニュースで聞いたことはあるけどなんのことだかよくわからないし,
そもそも投資とかしていないなら,自分には関係ないよね!
と思っている方には,下まで読んでいただきたいです。

円高?円安?をわかりやすく解説して,投資をしていない人でも生活に大きな影響があること,そして今の日本の状況とどうすればよいのかという対策も解説していきますので,ぜひ参考にしてみてください。

2018年ぶりの円安!【1ドル=113円】

12日の東京外為市場では、原油価格上昇などを背景にドル買い/円売りが加速。一時1ドル=113円49銭と2018年12月以来の高値を付けた。

円高or円安という場合,ほとんどは日本円と米ドルの関係のことを指します。
米ドルは世界で最も流通している基軸通貨ですので,米ドルを基準に他の通貨の価値をはかるのです。

1ドル=113円,というときアメリカの100円ショップをイメージするとわかりやすいです。
アメリカにも日本のダイソーやセリアのような「1ドルショップ」があります。ダラー・ゼネラルやダラー・ツリーが大手ですね。

100円ショップと同様,雑貨が置かれていて,その価格は1ドルです。
この1ドルショップに日本円をもって買い物に行くと思ってください。

  • 今1ドル=113円のとき,1ドルショップで買うのに113円が必要です。
  • 昨年の今頃は1ドル=105円くらいでした。この時は1ドルショップで105円あれば買えました。
  • 逆に1ドル=120円になれば,1ドルショップで買うのに120円持っていなければいけません。

1ドル=113円から1ドル=105円になることを円高といいます。円の価値が高くなって,105円あれば1ドルショップで買い物できる状態です。
1ドル=113円から1ドル=120円になることを円安といいます。円の価値が低くなって,120円持ってないと1ドルショップで買い物ができない状態です。

1ドルショップでイメージすると,円高は輸入に有利,円安は輸出に有利といわれる意味が分かってくるかと思います。

円高になれば少ない日本円で,海外で多くの買い物ができます。ですので海外から物資を買って国内で売る輸入にとっては円高がありがたいのです。
円安はその反対で,1ドル持っていれば120円分の日本の商品を買える状態です。海外のお客さんは少ないドルで日本の物資を買えるので,日本から輸出する車などを安く売ることができます。
円安だと車自体の性能は変わらないのに,価格を安く設定できるため競合に対して有利になるということですね。

そして,現在の1ドル=113円という状況は2018年以来の円安の状態ということです。
円安ということは,輸出に有利,輸入に不利でしたね。
車などの日本製の商品を海外で売るにはありがたいことですが,海外から資源や物資を買ってくるには価格が上がってしまっています。

この海外から買う資源や物資が値上がりする,というのがポイントで私たちの生活に直接影響があります。
円高or円安は決して他人ごとではないのです。

円高or円安なんて関係ない?いえ,大ありです!

私自身,車を運転するのでガソリンの価格はよく見ています。
日本では,ガソリンのもとの原油(石油)はほとんど採れません。アメリカやサウジアラビアなど海外から輸入しています。
この円安の状況と世界的な原油価格高騰のダブルパンチで,1リットルあたり160円くらいになっています。
去年くらいは120円前後だったんですけどね・・。

また最近はスーパーの野菜も高いです。
日本は食料自給率が低い国ですので,食べ物の多くも輸入しています。
野菜に○○県産と書いてあるものでも,野菜を作るときの肥料や農薬などを輸入しているので,円安の影響が価格に反映されてきます。

最近話題になっているサイレント値上げ。
値段は変わらず内容量が減っているものも,輸入コスト高騰の影響ですね。
そもそも海外から日本へ商品を持ってくるのに船や飛行機が必要なので,原油価格高騰はどんな輸入品にでも影響があるんですよね。

円高or円安は投資をしている人にしか関係がない,ニッチな話題ではありません。
生活費に直接関係がある重要なトピックスです。

投資に特化しているわけではない普通のテレビニュースでも,毎日円高or円安の為替ニュースは流れているので,意識して聞いてみるといいのではないかなと思います。

本当のリスクにどう備えるか

投資をしていなくても日本で暮らしている限り,また日本が鎖国でもしない限り,円高or円安のリスクは必ずあります
特に日本は石油や石炭などの資源がほとんどなく,食糧自給率も低い国です。
海外からの輸入ができなければすぐに資源が枯渇してしまいます。

そのようなリスクに備える対策として,投資をすることが必要だと思います。
特に米国株式などの海外資産に投資することが必要です。
これは日本円だけ持っているリスクを,米ドルを中心に海外の通貨に換えることで分散する意図があります。

日本円と米ドルの両方を保有していれば,円高でも円安でも対応できます。
円高になったら日本円の価値が上がり,海外の資産を安く買えるので,追加投資がしやすくなります。
円安になったら米ドルの価値が上がり,日本円だけで持つより資産総額が増えます。

私たちは日本の中で生活していますが,その生活は海外との関係の中で成り立っています。
世界の中で生活しているのに,日本円だけ,日本の資産だけを持っていることこそ本当のリスクだと私は考えています。

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